本当の脱毛って、実は「医療行為」!?

「脱毛」というのは、自己処理でやる人も多いだけあって、
「誰でもできる、ごく普通のこと」という印象があるのですが、

 

「本当の脱毛」というのは、医療行為になることをご存知ですか?

 

医療行為になる脱毛と、ならない脱毛

脱毛が医療行為にあたる、といっても、
自分で毛抜きでムダ毛を引っこ抜くような脱毛が、医療行為にあたるわけではありません。

 

では、どんな脱毛が医療行為にあたるのかというと・・・

 

ズバリ「毛乳頭を破壊するレベルの脱毛」です。

 

毛乳頭は、ムダ毛の「もと」になる毛母(もうぼ)細胞を作るところで、
毛乳頭があるからこそ、毛抜きで毛根からムダ毛を抜いても、また毛母細胞が生まれ、
増えて、新しいムダ毛ができてくる・・・という状態になるんですよ。

 

「本当の脱毛」とは、毛乳頭を破壊して、
物理的に「毛母細胞を生み出し増殖させる力を無くすことによる永久脱毛」のことなのです。

 

こうした本格的な脱毛が、医療行為にあたるわけですね。

 

こんな脱毛が医療行為にあたる!

では具体的に、どんなタイプの脱毛が医療行為にあたるのかというと・・・

 

まず、毛穴から針を入れて毛乳頭まで到達させ、その針に電気を通して毛乳頭を破壊するという、
昔ながらの「電気脱毛(針脱毛、ニードル脱毛)」は、間違いなく医療行為です。

 

毛穴に針を刺す、という点で、施術者には高いレベルが必要とされますし、
皮膚トラブルのリスクも高いので、素人は絶対にやってはいけない行為なんですよ。

 

しかし・・・毛乳頭を破壊するといえば、近年は家庭用の脱毛機でもできるようになった、
光脱毛(フラッシュ脱毛)やレーザー脱毛なども、それにあたりますよね。

 

これは医療行為なのか?と聞かれると、実は法的には「限りなく黒に近いグレー」ではあるのです。

 

事実、2001年には、厚生労働省が「医師免許を持たない者がレーザー脱毛をするのは、
医師法に違反する」という趣旨の見解を出していますからね。

 

フラッシュやレーザーなどによる刺激は、使い方を間違えれば毛乳頭だけでなく他の組織にもダメージを与える可能性があるので、本来ならそうした機器は医師の管理の下で使うのが正しい、ということになります。

 

エステの機器や家庭用脱毛機の特徴

では、なぜ今、医療機関ではないエステや、家庭で気軽に使える家庭用脱毛機での光脱毛やレーザー脱毛が
黙認されているのでしょうか。

 

その理由は、
「エステの機器や家庭用脱毛機は、
フラッシュやレーザーの出力レベルを、安全がじゅうぶんに見込める範囲に抑えているから」です。

 

出力を弱めたからこそ、肌へのダメージリスクが非常に少なくなったのですが、
その分「1回の照射で毛乳頭を破壊することは困難」というデメリットも同時に出てきています。

 

こうして見ると、脱毛というのは

 

「肌への多少のダメージリスク覚悟で、強力な医療レベルの脱毛をやってもらうか、
即効性はあまり期待できないけれど安全性が高い、出力を抑えたレベルの脱毛をするか」、

 

という2択になることが分かってきますね。